日本では急速に高齢化が進行しており、さらに少子化も相まって、家族の構成が大きく変わり、親子で暮らす世帯も少なくなったため、親の介護や世話を子供が担えないケースが増加しています。
このように家族のあり方が大きく変化している中で注目されているのが「家族代行サービス」です。また、従来の家族の概念にとらわれない、新しい家族のあり方として「家族じまい」という言葉も一般的になってきております。
以下に、家族代行サービスと家族じまいに関する詳細な説明を記載しております。
家族代行サービスとは?
家族代行サービスとは、文字通り、家族が担うべき役割を外部の行政書士などの専門家やサービス業者が代行するものです。例えば、遠くに住んでいる高齢の親の見守り、生活支援、認知症支援、さらには死後の支援まで、多岐にわたる役割を代行するサービスが提供されています。
家族代行サービスは、特に高齢化社会や核家族化が進むにつれて、その重要性が増しており、利用者が増えています。家族代行サービスは、ご高齢者の生活の質を向上させるための新たな手段として、多くの人々に利用されています。
高齢者の見守りサービス
高齢化社会の進行に伴い、親の介護が必要になる家庭が増加しています。しかし、働いている子供たちが遠方に住んでいる場合や、介護の負担が大きすぎて家族内でのサポートが難しい場合も少なくありません。このような状況で利用されるのが、高齢者の見守りです。
高齢者の見守りサービスは、定期的に電話や訪問を通じて、高齢者の認知判断能力、健康などの安全確認を行います。特に一人暮らしの高齢者にとって、認知判断能力の低下や体調不良に対して迅速に対応できる点が大きな利点です。
話し相手としてのサポート
孤独を感じている高齢者に対して、定期的に話を聞いたり、一緒に活動をしたりするサービスです。会話を通じて心のケアを行い、精神的な健康をサポートします。
孤立防止
定期的な訪問や連絡を通じて、高齢者が孤立しないようにサポートします。人と関わり続けることで、心理的な健康も保たれます。
生活支援サービス
介護保険の介護サービスだけでは、施設で暮らしていない一人暮らしのご高齢者には不十分です。介護保険外の生活支援サービスにより高齢者の生活全般をサポートします。
食事の準備や掃除、買い物の代行、外食の付き添い、通院への付き添い、散歩・旅行など、ご希望に沿って、日常生活を自立して送るための支援を行います。
認知症あんしんサービス
判断能力の低下により、認知症になっても安心して暮らせる支援をします。判断能力が不十分になった後、病院・施設等との手続き、財産管理に関する法律行為などを任せることも可能です。※事前に公正証書による任意後見契約が必要になります。
金銭管理サービス、法律支援サービス、任意後見人サービスなど
死後あんしんサービス
大切な財産をご希望に沿った内容で残すことが可能です。また、葬儀、埋葬、役所手続き、病院費用の支払いなども任せることも可能です。※事前に公正証書遺言による執行者指定・死後事務委任契約が必要になります。
遺言作成支援サービス、葬儀・葬送支援サービス<死後事務委任サービス(遺品整理・処分)、お墓見守りサービス(簡易清掃・供花・お線香をお供え)など
入院・施設入居あんしんサポート
身元保証サービスは、病院に入院、施設に入居する際には、「身元保証人」や「連帯保証人」が必要となることが多く、頼ることができる人がいない場合に身元保証人(身元引受人)となり、家族に代わって手続きや事務の対応をいたします。認知症あんしんサポート・死後あんしんサポートのお客様限定となります。
これらのサービスは、家族にとっては心理的・身体的な負担を大きく軽減し、また、遠隔地に住む家族も安心して生活を送ることができるようになります。
ペットの世話サービス
ペットを飼っている家庭では、旅行や入院などでペットの世話ができない場面があります。ペットの世話を代行することもできます。ペットは家族の一員と考えられることが多く、その世話をお願いすることは、ペットの健康と安全を守る上で重要です。
- ペットの散歩
定期的にペットを散歩させ、運動不足やストレスを解消します。 - 食事の管理
ペットの食事を決まった時間に与えるなど、日常的な世話を行います。 - 健康管理
ペットが病気の場合、必要な投薬や通院のサポートを行います。
ペットの世話を代行することで、飼い主は安心できますし、ペットも快適に過ごすことができます。
墓参り代行サービス
家族が遠方に住んでいる場合や、忙しくて墓参りに行けない場合に、家族代行サービスを利用して墓参りを代行してもらうことができます。このサービスは、高齢者や体調不良で外出が困難な場合にも利用されます。依頼者に代わって、墓掃除やお花の供養、手を合わせるなど、墓参りの一連の作業を行います。
家族イベントの代行
家族イベントや記念日などで、どうしても参加できない場合に、家族代行サービスが代わりに出席することもあります。例えば、忌日法要(初七日・四十九日)、月忌法要(月命日に行われる法要。月参りとも呼ばれるが行われないことも多い)、年忌法要(一周忌、七回忌、十三回忌)などに代理として参加してもらえます。イベントに参加し、家族の代わりに挨拶なども行えます。
家族代行サービスは、現代社会の変化に対応する形で進化してきた新しいサービス形態です。高齢化社会や核家族化の進展により、家族間での支援が難しくなった現代において、家族代行は大きな役割を果たしています。これにより、生活の質が向上し、家族全員がより充実した生活を送ることができるようになりますので、ご検討してみてはいかがでしょうか。
家族じまいとは
従来の家族の概念にとらわれない、新しい家族のあり方として「家族じまい」という言葉も一般的になってきております。家族じまいとは、家族との関係を整理し、自分らしい人生を送るための終活の一環です。具体的には、以下のようなことが含まれていると一般的には言われています。
- 親族との関係の見直し
これからの老後の世話をお願いするのか、相続財産をどうするのか、亡くなった後の手続き、お墓の見守りをどうするのかを合わせて考えます。
長年のわだかまりや、不仲、絶縁などの家族関係、親族関係の場合は、遺言などにより財産配分を大幅に変えるなど法的に整理する必要も検討します。 - エンディングノートの作成
自分の希望や思い、財産の詳細、連絡先などをまとめ、残された家族に伝えるために記しますが、法的効力はないので、あくまでも備忘録でしかすぎません。 - 遺言の作成、遺言執行者の選定(行政書士などの専門家に依頼)
遺言を書くことによって、相続時の財産分与について、自分の意思を明確にすることができます。
遺言では葬儀・埋葬の手配、遺品整理・処分、携帯・公共料金等の解約、ペットの引き受け、お墓の見守りなどはできません。 - 死後の手続きの依頼者の選定(行政書士などの専門家に依頼)
葬儀や供養をどうするかは、とても心配な問題ですが、葬儀社やお墓を決めていたとしても、ご逝去後に葬儀や埋葬を遺族代表して進めてくれる人がいなくて不安を抱えている方に対し、家族・親戚に代わって代表となり、葬儀・埋葬の支援をするサービスです。
ご逝去後の葬儀や供養・納骨方法などを生前に決めて契約(死後事務委任契約)を締結し、ご逝去後に弊社がその契約内容に則って手配をして葬儀、納骨の代行をします。 - 遺品処分・諸届解約の依頼者の選定(行政書士などの専門家に依頼)
亡くなられた後、家具などの遺品整理・処分、役所等への届出、公共料金精算・解約、携帯・インターネットの解約などの死後の事務を代行します。 - お墓見守り、墓じまいの依頼者の選定(行政書士などの専門家に依頼)
亡くなられた後のお墓の管理を誰に依頼するのか、簡易清掃・供花・お線香をお供え、草取り等を行います。「好きなお花をお供えして欲しい。」「思い出の日にお墓参りをして欲しい。」などのご要望にも柔軟に対応します。また、一定期間きたら墓じまいをして欲しいというご要望にも対応していおります。
家族じまいは、自分の人生を主体的に考え、後悔のない人生を送るための準備です。家族との関係を見つめ直し、自分らしい人生の締めくくり方を選択することは、これからの人生において重要なテーマではないでしょうか。