【終活】認知症・終末期への対策

「終活」という言葉を聞いたことがある人も多いかもしれませんが、単に「死に備えること」を意味するだけではありません。終活は、人生の終わりに向けて、自分がどう生きたいか、どんなふうに最後を迎えたいかを考え、その準備をしていくことです。それにより、残りの時間を有意義に過ごし、家族や大切な人たちに迷惑をかけずに済むようにすることが目的です。

「誰にも頼れない」・「何を準備すればいいのかわからない」といった悩みは、多くの方が抱えるものです。終活は、決して怖いものではありません。むしろ、自分の人生を主体的に考え、より豊かな時間を過ごすためのチャンスなのです。特に、認知症や終末期医療、葬儀のことなど、考えたくないけれど避けて通れない問題に向き合うための「終活」は、ますます重要です。

終活は、将来に対する不安を軽減し、より充実した老後の生活を送るための重要なステップです。自分自身の意思を大切にし、身の回りの整理から健康管理、社会とのつながりまで幅広く考えることで、安心して未来を迎える準備をしていきましょう。

終活を始めるのに遅すぎることはありませんが、早ければ早いほど、余裕を持って準備ができます。特に、認知症や老後の生活に関しては、早めに計画を立てておくと安心です。終活は「今から始めるべきこと」です。

終活を始めるきっかけ

終活を始めるきっかけは、人それぞれですが、一般的には男性では75歳前後、女性では80歳前後の方が多いです。

  • 年齢を重ね、健康に不安を感じ始めた
  • 軽度の認知症になり、独り身なので今後が心配になった
  • 身近な人が亡くなり、自分の人生について考えさせられた
  • 過去に相続問題で家族や親戚が揉めた

これらのきっかけは、決してネガティブなものではありません。 むしろ、自分の人生と向き合い、より良い未来を考えるための貴重な機会なのです。

①自分を見つめなおす

  • 自分の価値観や希望を整理する
    どんな人生を送りたいか、どんな最期を迎えたいかなどエンディングノートの作成がおすすめです。
  • 健康状態を把握する
    定期的な健康診断を受け、かかりつけ医を持つこと。受信履歴がるとカルテができますので、突然の病気になった時に安心です。また、病気や介護に備えた保険への加入の検討もしましょう。
  • 財産状況を把握する
    預金、不動産、有価証券など、全ての財産を把握し、万一のために遺言の作成を検討しましょう。

②身の回りの整理をする

  • 大切なものを整理する
    • 写真、手紙、思い出の品など、残したいものを整理しましょう
    • デジタルデータの整理も忘れずにしまよう
  • 不要なものを処分する
    • 断捨離を行い、スッキリとした環境を作りましょう
  • 住まいのことを考える
    • 今後の住まいについて検討しましょう(賃貸、売却、施設入居など)
    • 住宅改修が必要な場合は、早めに手を打ちましょう

③周囲の人との関係を見直す

  • 信頼できる親戚や友人との関係を深める
    • 自分の気持ちを素直に残るように紙に記しましょう
    • 認知症になった場合や介護について話し合っておきましょう
  • 専門家に相談する
    • 弁護士、行政書士など、専門家に相談しましょう

認知症・終末期医療への事前対策

認知症になった場合、自分がどんなふうに過ごしたいかを早めに決めておくことが大切です。自分の意志をしっかり伝えておけば、認知症が進行して意思決定が難しくなった時でも、周りの人たちに自分の希望を尊重してもらうことができます。そのためには、終活の一環として、早めに自分の考えや希望をまとめておくと安心です。自分が意思表示できない状況になった場合に備え、生前の意思表示について明確にするために、行政書士などの専門家に相談しましょう。

おひとりさまの場合、もし認知症や病気で自分の意思を伝えられなくなった時に誰がサポートするか、決めておくことが重要です。通常、家族がその役割を担いますが、おひとりさまにはそのような人がいないことも多いため、信頼できる友人や専門の後見人を選ばなくてはなりません。

【法的な手続き】

  • 遺言書の作成
    遺言は、自分の財産や遺産を誰にどのように分けるかを明確にするための文書であり、法律に基づいた遺言書を作成しておくことが重要です。これを作成することで、亡くなった後の遺族による相続財産にかかるトラブルを防ぎ、自分の意思を尊重してもらうことができます。
    おひとりさまの場合、財産を相続する人がいないことが多いため、財産の整理や遺産の分け方を考えることが必要です。遺言書を作成することで、自分の意志を明確にし、お世話になった知人や学校などの団体に寄付する場合もあるでしょう。
    遺産配分については慎重に検討することが必要ですので、専門家(行政書士・税理士等)に相談して、適切なアドバイスを受けることを検討しましょう。
  • 任意後見契約
    任意後見契約とは、もしもの時に、自分が認知症などで判断力を失った場合に備えて、信頼できる人に自分の生活をサポートしてもらう契約です。後見人を自分で選ぶことができ、法律的にも正式に認められたサポートを受けられるので安心です。
    家族や親しい人に負担をかけることなく、自分の意志に基づいて生活を維持できるのが大きなメリットです。また、後見人は法的に責任を持って管理してくれるため、安心感も増します。
    任意後見契約により、将来の生活や財産管理をスムーズに行えます。行政書士等の専門家に相談して検討しましょう。
  • リビングウィル
    リビングウィルとは、医療に関する意思を明示した文書です。治療の希望や、延命治療についての考えを明記しておくことで、将来の医療方針を明確にできます。終末期に自分の医療についても自分で決める必要があります。病気が進行してからどのような治療を受けるか、延命措置を取るかどうかを考えるのは簡単なことではありません。家族がいない場合、その決定をする人がいないため、自分自身でしっかりと意思表示をしておく必要があります。
  • 死後事務(亡くなった後の諸手続き)
    葬儀・埋葬(納骨)の手配、銀行口座や年金の手続き、公共サービスの解約、役所への届出など、さまざまな手続きを誰に引き受けてもらうのかを考える必要があります。
    多くの負担をかけてしまいますので、誰に頼むべきか、また、どのような葬儀・埋葬(納骨)を希望するのかも事前に決めておかなければなりません。例えば、簡素な葬儀にする、特定の宗教儀式を行わないなども含め、具体的に自分が亡くなった後の葬儀についての希望を伝えておくことが重要です。死後事務についても、行政書士などの専門家に依頼することもできますので、検討しましょう。

【財産管理】

  • 財産の整理
    自分の資産を整理し、誰に何を残すかを考えておくことが大切です。具体的には、生前委任契約、任意後見契約、家族信託などを利用することが検討できます。行政書士等に相談しましょう。
  • 口座や保険の情報整理
    銀行口座や保険、投資信託や株式等の有価証券の情報を整理し、どこに何があるのかを明記したリストを作成しておきます。

【健康管理】

  • 医療情報の整理
    • 健康状態を把握するために、定期的に健康診断を受けることが重要です。特に年齢を重ねるにつれて、病気のリスクが増えるため、自分の体の状態を知っておくことが大切です。
    • 自分の病歴や現在の服薬状況、アレルギーなどの情報をまとめ、家族や後見人が把握できるようにしておきます。
  • 医療に関する希望を伝える
    • 医師と話し合い、自分の希望する治療方針を明確にしておきます。これにより、認知症が進行した場合でも、自分の意思を尊重してもらえます。もしも入院や介護が必要になった場合、どのような施設で過ごしたいかを考えておくことも有益です。事前に見学をして、自分に合った場所を選ぶことができます。
    • どのような治療を望むか、延命治療についての考え方を整理しておくことも重要です。これにより、万が一の際に医療関係者や家族に自分の希望を伝えることができます。

専門家への相談

  • 終末期(認知症後)の財産管理、死後事務の相談
    • 自分の資産をどのように管理するか、亡くなった後の手続きについて、行政書士等に相談するようにしましょう。
  • 生活支援の相談:
    • 生活面での困りごとや、福祉制度についての相談を役所はもとより、行政書士、ケアマネージャー、社会福祉士等に相談をします。特に、高齢者向けのサービスや支援が必要な場合に役立ちます。
  • 健康管理の相談:
    • 定期的な健康診断や、病気予防について、かかりつけの専門医等に相談するようにしましょう。自分の健康状態を把握し、今後の生活に備えるための情報を得られます。
  • 終末期医療についての相談:
    • 自分の希望する医療やケアについて、医療の専門家に意見を聞き、自分の意思を明確にしておきましょう。

終活は、単に「死に備えること」だけでなく、自分がどう過ごしたいかを見つめ直すことでもあります。認知症や任意後見契約、死後事務など、さまざまな準備を通じて、より良い生活を送り、心の平穏を保つことができます。早めに準備を進め、家族とのコミュニケーションを大切にすることで、安心して未来を迎えられるようになります。終活は「今から始めるべきこと」です。

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