家事代行サービスと高齢者終身サービスの違い

家事代行サービスと高齢者終身サービスは、どちらも日常生活をサポートするためのサービスという点では同じですが大きな違いがあります。

・家事代行サービスは、一時的に家事を代行することを目的としたサービスです。共働きの家庭が利用する方が多いです。
・高齢者終身サービスは、認知判断能力があるときから、亡くなった後までトータルに高齢者をサポートするサービスです。一人暮らしの高齢者が利用されることが多いです。

高齢者終身サービスは、家事代行も含まれる生活支援も行いますが、遺言・後見人・身元保障などの法的なサポートも充実しています。また、亡くなった後の死後事務手続きまで。遺族・知人への亡くなったことの通知、葬儀の手配・精算、死亡届の提出、公共料金・電話の解約、遺品処分などが含まれます。

この記事では、高齢者終身サービスと家事代行について、わかりやすく説明します。


高齢者終身事サービスとは

高齢者終身サービスの基本的な内容

高齢者終身サービスは、高齢者の人生・生活全般を支援するためのサービスです。高齢者が年齢を重ねる中で、認知判断能力が段々と衰えていきます。こうした中で、生活の質を保ちながら安全に暮らすことができるよう、日常生活の支援からはじまり、健康管理・病院への付き添い、遺言・後見人・身元保障などの法的なサポートに加え、亡くなった後の死後事務手続きまでを包括的に提供します。

高齢者終身サービスは、高齢者の身体的、精神的な健康を支えるだけでなく、認知判断能力が低下した際のにもサポートし、亡くなった後の死後も支援できます。つまり、単に生前のサポートにとどまらず、死後の必要な手続きまで一貫してサポートすることが、このサービスの大きな特徴です。

利用者層

このサービスの主な対象者は、高齢者(70代・80代が多い)、特に一人暮らしの高齢者などが多く利用しています。認知判断能力が低下し始めてきた方や介護が必要な方や、一人暮らしで日常的な支援を必要としている方々の利用も多いです。また、高齢者終身サービスは、高齢者向けの介護施設や在宅ケアといった形で提供されることもあります。高齢者が自宅で生活する場合、介護保険の訪問介護や家事援助なども利用しますが、介護保険は利用回数や利用時間に制限が多く使い勝手が良くないこともあり、高齢者終身サービスを併せて利用されている方が多いです。

高齢者終身サービス内容

サービス内容の代表例は以下の通りですが、柔軟に対応してもらえるため、個別のニーズに合わせて利用することが可能となっています。

日常生活支援サービス

1.生活支援関係

  • 通院の送迎・付添い
  • 買物の同行や購入物の配達
  • 日用品や家具の処分
  • 病院への入院や介護施設等への入所時の移動や家具の移動・処分
  • 介護保険等のサービス受給手続き代行

2.財産管理関係

  • 公共料金等の支払い手続き代行
  • 生活費の管理、送金
  • 不動産、動産等の財産管理や売却手続き代行
  • 預貯金取引の手続き
  • 金融商品の解約・換価・売却手続き代行
  • 重要書類の保管
  • 税金申告・納税・還付請求手続き代行

身元保証等サービス

  1. 医療施設への入院時の連帯保証
  2. 介護施設等への入所時の連帯保証
  3. 入院・入所、退院・退所時の手続き代行
  4. 死亡または退去時の身柄引き取り
  5. 医療に関する意思決定支援
  6. 緊急連絡先の受託および緊急時対応

死後事務サービス

  1. 死亡確認および関係者への連絡
  2. 死亡診断書・火葬許可証の請求、火葬許可証の受領、死亡届申請代行
  3. 葬儀に関する事務
  4. 火葬手続き代行(火葬申込み、火葬許可証提示)
  5. 収蔵、埋蔵、永代供養の手続き代行
  6. 費用精算、病室等の整理、遺品等の整理
  7. 行政手続き代行(行政への各種届)
  8. ライフラインの停止手続き代行(公共料金、電話、インターネット等)
  9. 遺品処理手続き代行(遺品目録作成、相続人等への遺品引渡し)
  10. 墓地管理や墓地撤去手続き代行

高齢者終身サービスの特徴

  • 総合的な支援(人生トータルの支援)
    高齢者終身事業サービスは、生活全般から死後の手続きにいたるまで支援されます。家事代行にとどまらず、介護・認知症後のケアも含め、終末期を迎えた際には、葬儀の手配や死後事務など、生命の終わりに関わる手続きまでサポートします。
  • 長期的な契約
    このサービスは、高齢者が長期間にわたって利用することが多く、終身的に支援が必要な場合に選ばれます。亡くなった後の手続きもサポートするため、高齢者ご本人だけでなく、ご遺族にとっても安心できるサービスです。
  • 専門的なサポート
    行政書士や司法書士などの法律の専門家や医療関係の専門家や看護師が関わることも少なくありません。

家事代行サービスとは

家事代行サービスの基本的な内容

家事代行サービスは、主に家庭内での日常的な家事を代わりに行うサービスです。このサービスの目的は、忙しい人々が家事にかける時間を削減し、生活の質を向上させることです。例えば、掃除、洗濯、料理、買い物、整理整頓など、家庭内での仕事をプロフェッショナルに代行してもらえます。

利用者層

家事代行サービスを利用する主な層には、仕事が忙しく家事に時間をかけられない人々、子育てと仕事を両立している家庭、高齢者の方などです。特に、共働きの家庭や一人暮らしの高齢者などが多く利用していまます。

家事代行サービスの利用例

具体的な利用例としては、以下のようなケースが考えられます。

  • 仕事で帰りが遅く、夕食の準備ができない場合に料理を頼む
  • 毎日の掃除が大変で、週に数回清掃を頼む
  • 洗濯物を畳む、整理整頓をしてもらう

家事代行サービスの特徴

  • 一時的な利用
    家事代行は一時的な依頼が多く、継続的な契約を結ばなくても、必要な時に依頼する形になります。
  • 負担の軽減・時間の節約
    多忙な現役世代にとって、家事代行は大きな負担の軽減と時間の節約になります。
  • 柔軟なサービス内容
    サービス内容や時間帯についても柔軟に対応してもらえるため、個別のニーズに合わせた利用が可能です。